中脳に十分に鉄分が届かないのが原因

欧米では10~15%の人がむずむず足症候群といわれます。
中高年に多いとはいえ発症は年齢に関係なく、10~20歳台で症状が出始めても自覚せず、その後、中高年になって症状が強く出るようになり、睡眠障害につ ながるケースがほとんど。
むずむず足症候群を起こす要因として、鉄分やマグネシウム、葉酸の不足、アルコール、カフェイン、抗うつ剤ほか特定の薬剤使用、 貧血、胃の手術、慢性血行不良、静脈瘤ほか、さまざまなことが指摘されています。
むずむず足症候群に鉄分不足が関わっていることは以前から推定されていましたが、昨年6月、ペン州立医大学とジョンホプキンズ大学の研究チームによる脳の 解剖研究によってはじめて、中脳の一部(ドーパミンを作る細胞)が鉄分不足に陥っていることを突きとめました。
だからといって、鉄分をサプリメントで補え ばいいというのではありません。
むずむず足症候群の患者には、鉄分輸送のための特定レセプターが欠如しているので、十分な鉄分を摂取しても、それを中脳の細胞に届けるメカニズムがうまく働かないのです。
脳細胞が生きるために必要最低限の鉄分しか確保できず、鉄分不足のため最高の状態で働けない細胞は誤った 神経シグナルを送り、足のむずむず感を発生させてしまいます。

早く、その鉄分輸送のための特定レセプターを治す薬を作ってくださいお願いします。